成功したいなら、森の中の一軒のスーパーになれ

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成功したいなら、森の中の一軒のスーパーになれ

~行政書士で高収入を得る方法~


 先日、草津温泉に行ってきました。東京から車で3時間、ちょっとした小旅行です。温泉に向かう途中、無性にのどが渇き自販機と店を探しました。ところが、行けども行けども目に映るのは、山と畑と民家。一体、ここの人たちはどこで買い物をしているのだろう?と不思議に思ったものです。

15分ほど探してようやく見つけたのが、小さな普通のスーパー。驚きました! この町のすべての人が集まったんじゃないかというくらいの賑わいよう。店の外で立ち話をしている婦人も沢山いて、何かのイベント会場のようでした。

ほかに店がないので、当たり前といえば当たり前なのですが、それは異様な光景でした。店内も混んでいるのですが、道に目をやるとスーパーを目指して何人もの人が歩いてきます。店を探している間、人とほとんど会わなかっただけに、これは衝撃的でした。そして、この光景を目にして感じたのが「独占」つまり「一人勝ち」の、恐るべき力でした。

行政書士が稼ぐ方法
 下の表をご覧ください。これは、日本行政書士会連合会が平成25年に会員を対象に行ったアンケート「行政書士実態調査」の結果です。なんと、年間売上高が500万円未満という回答が全体の約78.0%を占めています。これだけを見ると行政書士という仕事は、生活していくにはなかなか難しい職業のように思われます。

年間売上高人数2013年2008年
500万円未満4,796人78.0%75.9%
1,000万円未満702人11.4%11.0%
2,000万円未満309人5.0%5.9%
3,000万円未満114人1.9%1.8%
4,000万円未満55人0.9%0.8%
5,000万円未満34人0.6%0.8%
1億円未満46人0.7%0.7%
1億円以上17人0.3%0.1%
未回答78人1.2%3.0%
合計6,151人100.0%100.0%
(出典:『月刊 日本行政』2013年10月号)


ただ、よく見ると1,000万円以上が10%ほど存在し、1億円以上という勝ち組もわずかながら存在しています。このわずか10数%の人たちこそが、あのスーパーのような存在ではないかと思うのです。

典型的な例として先日、ある雑誌で「ペット法務」を専門にしている行政書士A氏のインタビューが掲載されていました。A氏は今から15年ほど前にペットブームの到来を予想し、業務をペットビジネスに関する法律を扱う「ペット法務」に絞りました。

当時、ペット法務を扱う行政書士はほとんどおらず、A氏は「ペット法務のパイオニア」と呼ばれ、仕事が日に日に増えていったそうです。最近ではペットの売買に関するトラブルや、騒音、臭気など仕事の幅も広がり、A氏は「今後、ペット法務は行政書士が活躍するフィールドの一つになる」と話していました。

行政書士の仕事は、その業務範囲の広さから、歴史的にいろいろな業務が生み出されてきました。新しい業務を見つけることは、あのスーパーのような「独占」の強みを持つということ。ニッチなところに目をつけたり、複雑な業務に特化したり、自身の得意分野を掘り下げていけば決して不可能ではありません。

草津温泉に向かう途中、小さなスーパーと出会い、ふと思ったことでした。


次のページからは、具体的なご説明に移ります。


>>具体的な仕事内容は現役行政書士のインタビューで